しんぶん赤旗九州・沖縄面2006年10月4日(水曜日)
水曜随想
米軍再編を白紙に戻す意味をもった沖縄県知事選挙
衆院議員 赤嶺政賢
11月の沖縄県知事選挙の統一候補が難航したが糸数慶子参議院議員に決まった。ここにいたるまでには関係者の大変な努力があった。
4月25日から日本共産党、社民党、社大党、自由連合、民主党などとの政党間協議がはじまり、候補者の出馬表明の10月1日まで公式の協議が約30回余続いた。
「水面下では共産党排除の動きがある。しかし、今回の県知事選挙は米軍再編を白紙にもどす闘い。共産党ぬきの県知事選挙は考えられない」という激励をなんどもうけた。5党のベストの候補者として推薦されていた元読谷村村長の山内徳信氏で一本化できない情勢にたちいたった9月中旬、山内さんと電話でお話した。
山内さんは「みなさんの主張は山内の胸に全て届いている。大事なことは、護憲勢力が知事選挙の統一からはずされないこと。わたしにこだわらずに、共産党の態度をきめてほしい」と、自らのことよりも野党の統一を重視して私たちの背中をおしてくれた。
糸数慶子さんは、私たちとの間に政策協定を締結して参議院選挙で勝利した人。だから、社民党、社大党、民主党が糸数慶子氏の推薦をわたしたちに求めてきた時には、山内さんの気持ちも尊重しながら、統一を大切にする道をえらんだ。
すばらしいのは、政策協定の内容だ。「米軍再編を許さず、名護市のV字型滑走路沿岸案反対が一番目に掲げられている」。県知事選挙の勝利は、米軍再編そのものを白紙にもどす威力をもっているのだ。更にすばらしいのは、憲法擁護とならんで「愛国心」のおしつけ等戦争につながる教育基本法の改悪を許さないとなっていることだ。
糸数慶子さんも国会内で志位委員長と市田書記局長にあいさつしたときに「戦争する国づくりをめざす安倍政権に抗してがんばりたい」とのべた。知事選挙の勝利の意味は大きい。
政府も総がかりで沖縄にのり込んでくる動きだ。沖縄県民は、この10年間新基地建設をゆるさない闘いのなかで宜野湾市の伊波市長、沖縄市の東門市長を誕生させた。今度は新基地建設と米軍再編にとどめをさす勝利をかちとり、来年の全国統一地方選挙と参議院選挙にはずみをつけたい。
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