しんぶん赤旗九州・沖縄面2007年2月7日(水曜日)

水曜随想

激動の予感

参院議員 仁比聡平


 安部政権支持率の急落が止まりません。「政権基盤の崩壊」までマスコミで囁かれる始末です。

 もともと小淵・森首相のころ落ちるところまで落ちた自民党政治の危機に登場したのが小泉政治と「自民か民主か」の二大政党づくりでしたが、以来自民党総裁=首相の最大の「手腕」は国民をどうまやかすか、にありました。小泉レトリックはそれに成功したように見えましたが、その間深化した対米追随・財界直接支配の改憲・構造改革政治を受け継いだ安部首相は、そんな手品師の器ではないことがもうはっきりしてきたのです。

 支持率急落の要因の一つに、ふりまかれてきた「改革」イメージが実はカネにあかせた財界だけの成長戦略に他ならず、そのために格差をさらに広げ、貧しさにあえぐ国民からさらに所得をとりあげて大企業に移転しようとするものだ、ということに多くのみなさんが気付き始めたことがあります。

 続発する閣僚や自民・民主幹部の「政治とカネ」にまつわる汚さに、庶民増税vs大企業・大資産家減税、ワーキングプア、医療・介護・福祉の深刻化など生活困苦の「正体みたり!」と怒り心頭です。

 柳沢厚労相の「女性は産む機械、装置」「あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」発言も、謝って済む「失言」ではなく、人の人格と尊厳を否定し国策の道具扱いする自民党政治家の「本音」を吐露したものに他なりません。柳沢大臣の弁明は空虚で、そもそも「結婚したくてもできない」「産み育てられない」という国民の声に真剣に耳を傾ける姿勢そのものが全く見受けられないのは驚くべきことです。

 産む産まないはカップルの自己決定であり、男女共に人間らしい生活が送れ安心して産み育てられるような環境をつくることが、憲法にもとづく政治の責任です。

 そこまで自民党政治はゆきづまっているということです。私は、現場の声と要求こそ政治を変える力だ、といよいよ確信を深めています。自民党政治と二大政党づくりの嘘とごまかしをはがし、一斉地方選・参院選に必ず勝利しましょう。

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