しんぶん赤旗九州・沖縄面2007年7月25日(水曜日)

水曜随想

力出しきり必ず前進を

衆院議員 赤嶺政賢


   投票日まであと五日となった。猛暑のなかでの選挙戦は大変だが、「赤旗」に載る春名さんの凄(すご)みのある写真に奮い立たされる毎日だ。

 三日攻防という言葉もあるが、選挙戦の終盤は、一日一日局面がかわる。政府からの総攻撃をはねかえして勝利した宣野湾市長選挙で、「投票箱のふたがしまっても、時間を忘れて電話にかじりついていた」と、活動家が話しているのを聞いたが、政党間の闘争に勝利するということは、そういう頑張りをともなうものとあらためて実感した。この選挙、日本共産党は絶対に前進しなければならない。二大政党相手に、しにものぐるいの国会論戦をしてきただけに、負けてたまるかという思いは強い。

 ところで、私が初当選した総選挙は、九州・沖縄比例代表ブロックで最下位だった。次点の民主党候補との票差は二千五百三十二票。「九州・沖縄の党支部にほぼ匹敵する数字だよ」と、当時の福岡県委員長の五島寿夫さんから聞かされた。

 すべての支部が最後の一人まであたりつくした結果だったのだ。比例代表選挙はそういう特徴をもっている。

 鹿屋市での演説会を終えて、垂水市に向かう途中、宮本顕治さんの計報(ふほう)を知った。私を含む団塊の世代は、日本共産党像、世界観、自主独立路線、ベトナム侵略戦争と沖縄返還闘争、党建設論と、宮本さんにあらゆる場面で励まされ育ってきた。翌日の各新聞には中曽根康弘元首相の談話もあった。氏は首相時代に国会で質問を受けたことにふれ、「かなりよく準備された質問で、論理的に攻めてきた。敵ながらあっぱれだと感じていた」とのべている。宮本さんのこの姿勢は今日の日本共産党国会議員団にも通じ、そういう努力は引き継がれている。

 翌日の「赤旗」に作家の辻井喬さんの「宮本さんの死は大変大きな打撃だと思いますが、みなさんがこの打撃をかえって前向きに受けとめて動かれることを期待しています」との談話が載っていた。ラストスパートにむかい、最後の力をだしきって必ず立派な結果を出して、宮本さんが生涯にわたってつらぬいた「立党の精神」を発展させる選挙にしたい。

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