しんぶん赤旗九州・沖縄面2007年8月1日(水曜日)

水曜随想

議席の役割さらに重く

参院議員 仁比聡平


 比例四十八議席の最後のもう一議席を争う大激戦でした。日本共産党の前進を願ってご支持いただいた読者のみなさん、炎天下の九州・沖縄の各地でビラを配って歩き、電話をかけて語りぬいた全党と後援会のみなさん、先頭に立って奮闘した候補者のみなさんに心からの敬意を申し上げます。

 春名なおあきさんの議席を勝ち取れなかった断腸の思いをかみしめて、糸数けいこさんを迎える新たな激動の参議院に臨む決意です。

 私たちは安倍自公政権に歴史的大敗を喫せしめました。今度の選挙を迎えてもなお(改憲手続き法や教育基本法改悪を「美しい国づくり」の実績だといい、「成長を実感に」とこぶしを振り上げて叫ぶ安倍総理の言葉ほど空々しいものはありませんでした。

 松岡前大臣の自殺と「消えた年金」問題の急浮上に立ち止まるのではなく、逆に異常な暴走と責任逃れに拍車をかけた安倍総理は、今度はこれ以上にない明確な不信任を前に「改革を実行するという国民への約束を果たしていく」などと続投を表明しました。しかし、これはさらに重大な自公政治の危機を深めることになるでしょう。

 昨秋、アメリカの中間選挙でブッシュ政権が惨敗しイラク戦争を主導してきたラムズフェルド国防長官が辞任に追い込まれました。日米両国で起こるこの政治的激動は、憲法を否定し、大企業・大資産家のもうけ優先、アメリカの覇権主義に付き従うゆがみの根本からの転換という新しい政治を渇望しています。

 参議院で七議席となった議員団の中で、いっそう重くなった議席の役割を私は必ず果たしぬきます。不動の信念に支えられた羅針盤、しなやかな強さを備えた政治家としてみずからをとことん鍛え、たたかいぬきます。スクラムをさらに固めようではありませんか。(しんぶん赤旗九州・沖縄面)

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