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しんぶん赤旗九州・沖縄面2007年8月22日(水曜日)
水曜随想
戦争美化許さぬ県民の心
衆院議員 赤嶺政賢
「『教科書検定意見撤回を求める』沖縄県民大会」が九月二十三日に開かれることになった。一致点は沖縄戦にかかわる教科書の記述を元にもどすこと。沖縄の社会を構成するあらゆる立場、階層、個人の結集をめざす。目標は五万人。
教科書検定意見が文科省から発表されたのが三月三十日。「日本軍によって強制された集団自決」という教科書の記述に「誤解を招くおそれがある」という意見がつきすべての教科書が書きかえられた。座問味島、渡嘉敷島の日本軍の当時の戦隊長が「自決命令は下さなかった。冤罪(えんざい)だ」と名誉回復をもとめて裁判をおこしたことを最大の根拠にした検定意見だった。
この裁判は、安倍首相につながる「靖国」派の人々が支援している。教科書検定意見を出した文科省の教科書調査官も同類の歴史観をもった「学者」が中心だ。
この問題をきっかけに、これまで家族にも封印していた自らの戦争体験を語りだす新しい証言者がつぎつぎあらわれた。この証言を通じて、私たちは軍隊による命令、強制によって「集団自決」がおこったことを確信し、戦争とは残忍で汚辱にまみれたものだということを戦争体験者と共有できるよう、になった。
すべての市町村が抗議決議を採択し、県議会は二度にわたって抗議決議をおこなった。
今、沖縄は戦争を肯定し、美化することは許されないという一つの心で県民が結ばれている。
「あまりにも大きすぎた代償を払って得たゆずることのできない私たちの信条なのです」という「沖縄県平和祈念資料館むすびのことば」のこの部分に県民の気持ちがよくあらわれている。
右寄りで危険な安倍内閣に、県民の戦争体験をわい曲されるのは絶対に我慢できないという沖縄の怒りが県民大会を超党派で準備する原動力となった。
そんななか私は、アフガニスタンとイラクへの戦争支援体制を調査するためインド洋上での自衛隊の補給活動、アリ・アル・サレム基地での航空自衛隊の空輸活動を視察しにいくことになった。今晩(二十一日夜)出発する。沖縄の平和の心を持って、戦争支援の実情をつぶさに見てきたい。そして臨時国会では「軍事力ではテロは解決しない」と訴え、テロ特別措置法を廃案においこみ、自衛隊の撤退を実現したい。
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