しんぶん赤旗九州・沖縄面2008年1月16日(水曜日)

水曜随想

「虚構の多数」に審判

参院議員 仁比聡平


  越年国会が幕を閉じ、わすか中二日で通常国会が召集されます。

 六月十五日まで五カ月。延長もふくめこの会期中の解散総選挙必至という激突の幕開けです。要求と運動の力で大いに迫り、自公政治に代わる新しい政
冶、民主主義がいきいきと躍動する日本を必ずつくろうではありませんか。

 この三年余、激動の参院で鍛えられてきた議席をさらに鍛え、赤嶺衆議院議員、田村貴昭さんをはじめ比例代表候補のみなさんとスクラムを固めて、先頭にたって奮闘する決意です。

 「おごれる平家は久しからず」―福田政権の支持率は低迷し、国会でも全く迫力がありません。民主党の迷走ぶりも深刻です。

 インド洋再派兵の新テロ特措法をめぐって自公与党は、参院でなお審議が続けられているのに「あすの参院本会議で否決される見通し。それを受けて衆議院での再議決を」と委員長職権で本会議を立て、参院の否決後わずか二時間、何の審議もなしに再可決を強行しました。この歴史的暴挙に、民主党の小沢代表は反対の投票すらせず退席・棄権したのですから開いた口がふさがりません。

 この暴挙は、何より参院選での自公の歴史的大敗という国民の審判に背くものです。海外派兵と集団的自衛権の行使、米軍再編と基地強化、侵略戦争の正当化と教育改悪、そして憲法九条改憲。

 小泉・安倍政権の「アメリカと肩を並べて戦争する国づくり」の異常な暴走の復活を民意は許さないでしょう。与党には、ブッシュ政権自体が終了の目途を示せない「対テロ戦争」が現にもたらす泥沼の主体的検証すらありません。

 衆院の三分の二という巨大与党は、郵政解散の小泉レトリック(まやかし)と小選挙区制のゆがみでわがものにした「虚構の多数」。もはや民意とかけ離れた議席です。民意を踏みにじって衆議院優越規定を乱用する資格は全くありません。

 参院選後の半年、民意もまた鍛えられてきました。大いにたたかい、必ず審判を下そうではありませんか。

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